2014-01-01から1年間の記事一覧
あいにくの悪天候でしたが、来場くださった方、出展・出品者の方には深く御礼申し上げます。 来年度も同時期に開催の予定です。今後ともよろしくお願い申し上げます。
http://www.mindat.org/min-31498.html 2006年認められた新鉱物。亜鉛の含水硫酸塩である。現在のところ、原産地とギリシャで見つかっている。やや水色がかった白色〜透明の結晶。 - ミネラルマーケット2014は6月7日(土)10:30-17:00、飯田橋レインボービル…
2012年認められた新鉱物。銅と亜鉛の含水硫酸塩で、シューレンベルグ石の結晶水を増やした組成を持つ。下に掲載している大阪石に次いで発見された。現在のところ、原産地である大阪府平尾とイタリアの二か所で見つかっている。 参考→http://jp-minerals.org/…
Gozaisho mine, Shinashi, Kuroda, Tabito-machi, Iwaki City, Fukushima Pref., Tohoku Region, Japan 標本左右約6cm、接写画面左右約2cm 「初成のコニカルコ石」とされるもの。 コニカルコ石は銅とカルシウムの砒酸塩鉱物であり、一般には砒素を伴う銅鉱床…
Gozaisho mine, Shinashi, Kuroda, Tabito-machi, Iwaki City, Fukushima Pref., Tohoku Region, Japan 標本左右約10cm 稀産鉱物の産出で知られる国内のユニークな産地が、海外のやはりユニークな鉱物産地名と対比されて語られることはままあり、御斎所鉱山…
レディング石 → http://www.mindat.org/min-3378.html トリフィル石 → http://www.mindat.org/min-4020.html メッセル石 → http://www.mindat.org/min-2658.html ロックブリッジ石 → http://www.mindat.org/min-3433.html 1975年代ごろ茨城県雪入で発見され…
魅力的な薄紫色のコキンボ石と、黄褐色のレーメル石。鉄の硫酸塩鉱物で水に溶けるため、鉱山稼行当時に得られたものが保存されているのみである。複数出品。
分離晶だが大ぶりなもの。独特の光沢や質感が楽しめる。
詳しくはサイト「ミネラルマーケット2014」をご覧ください。 http://homepage3.nifty.com/suisho-toge/ English page: http://homepage3.nifty.com/suisho-toge/information_e.html 入場無料(17時閉場)。 みなさまのご来場をお待ち申し上げております。
大きさ 140×100×100mm 【出展者より】 乙女鉱山が硅石鉱山ではなく水晶鉱山であった明治の頃の物と思われる。 母岩からそそり立つ水晶の風情が大変よい。 コレクター放出品です。 - ミネラルマーケット2014は6月7日(土)10:30-17:00、飯田橋レインボービル1…
大きさ 30×23×40mm 古くより名高い「黒平のトパーズ」である。 むしろ現物を見たひとが限られるため「名のみ高い」といったほうが適切かもしれない。 松原聰著『日本の鉱物』(学習研究社、2003)等にも美麗な結晶が掲載されているが、滋賀の田上や岐阜の蛭…
ほぼ全体が自然蒼鉛からなる無垢の塊。比重9.8の重さが体感できる。 ごく一部にわずかに石英を噛んでおり、人工のものではないとわかる(「足尾鉱山産の蒼鉛」には精錬の過程で出た人工物もあるので注意)。 古い時代(おそらく戦前)の標本と思われ、ナンバ…
【出展者より】 径1〜2cmほどの黄銅鉱自形結晶の分離品。部分的に変色しつつあるものの、本来の光沢と色合いを比較的保っているもの。 尾太鉱山の黄銅鉱自体はさほど珍しいものではないが、閉山してから久しいため、今後このような標本を入手するのは一層難…
http://www.mindat.org/min-29100.html 2005年記載の新鉱物。命名は岡山大学教授・故沼野忠之博士にちなむ。原産地である布賀鉱山以外での産出はいまだ知られていない。硼灰石Borcariteの銅置換体であり、硼灰石とともに累帯を形成し、硼灰石の透明な結晶に…
http://www.mindat.org/min-2297.html 1992年記載の新鉱物。命名は岡山大学教授草地功博士にちなむ。原産地である布賀鉱山以外での産出はいまだ知られていない。銅とビスマスの酸化物で、黒色不透明で光沢の強い結晶をなす。本標本は多数の草地鉱の結晶のみ…
【出展者より】 母岩の隙間に見られる緑泥石とざくろ石。特に緑泥石の自形結晶は、小さいながらもへき開面では透明感のある青緑色の色合いが観察され、よく見られる文字通り泥状のものとは格が違う。この産地はポリジム鉱やビオラル鉱などのニッケル鉱物で有…
【出展者より】 杢助坑から産する透輝石の結晶で有名な洞戸鉱山だが、かつては杉原坑よりこのようなミメット鉱が産出した。 サイズはどれもルーペサイズと小さいが、一部に微細なモリブデン鉛鉱も伴っている。 益富地学会館監修 成美堂出版発行「日本の鉱物…
【出展者より】 昭和58年頃の標本です。濃紅銀鉱とポリバス鉱の美しい結晶が沢山見られる良品です。 - ミネラルマーケット2014は6月7日(土)10:30-17:00、飯田橋レインボービル1階にて開催です。詳しくはサイト「ミネラルマーケット2014」をご覧ください。…
【出展者より】 知る人ぞ知る、銘柄標本・珍品標本です。標本の殆どが結晶質の塊となっております。得難いサイズの標本です。 ラドラム鉄鉱は、鉄の含水燐酸塩鉱物で、近年はボリヴィア産のものが市場でも見られるが、「足尾鉱山産のラドラム鉄鉱」は古くか…
【出展者より】 マリモ水晶(群晶) です 大分県尾平鉱山産の通称”まりも水晶”の大型の群晶になります。 この水晶内部、そして柱面に付いた球体は緑泥石の一種であるクーク石とされています。 - ミネラルマーケット2014は6月7日(土)10:30-17:00、飯田橋レイ…
【出展者より】 新産地の紫水晶、一番大きい水晶は子持ち。 見ての通り、2本の水晶が1本になっている様に見えます。 両錐も多数出ました。水晶は綺麗です。 新産地で採集したとき、ナニコレ、両錐、単晶が組み合わさり まるでてんぷらのエビのかき揚に見え…
新生代新第三紀前期中新世後期と推定される、湯長谷層群水野谷層から産した貝化石(ツキガイモドキ Lucinoma acitilineata)。口を閉じた二枚貝の内部が一部深い褐色の方解石に置換されたもの。片面を研磨して内部を見せている。貝殻の断面をルーペでみると…
【出展者より】 角閃石入りのため緑色になっています。 - ミネラルマーケット2014は6月7日(土)10:30-17:00、飯田橋レインボービル1階にて開催です。詳しくはサイト「ミネラルマーケット2014」をご覧ください。入場無料。http://homepage3.nifty.com/suisho…
【出展者より】 16cmほどのゲス板上に径5mm未満のほたる石が沢山見られるもの。 とりあえず8カ所確認してるが、どれも淡い緑色、短波紫外線で黄白色の蛍光。 サイズ的にはお世辞にも大きいとは言えないが、 多くの結晶をともなうこの標本は、 産地の石切り場…
【出展者より】 益富寿之助著『鉱物・やさしい鉱物学』 に記載のあるもの。 「長石と同時晶出し、晶出につれて先ひろがりに開いていった」とあるが、本の図版ではそれが分かりにくい。 放射状に成長している様子がこの標本で分かるだろうか。酸化鉄による鉱…
【出展者より】 天皇浜付近では白亜紀の地層中に炭酸塩岩の岩脈が見られ、各種の鉱物を産する。 白色の葉片状結晶は苦灰石で、菱苦土石は一見すると八面体のように見える無色の結晶として生じている。 菱苦土石は方解石や苦灰石よりも産地が少なく、肉眼的な…
南部石は御斎所鉱山では最もポピュラーな存在の鉱物であるが、本標本はなかでもとくに色の濃いもの。ここまで深い色のものはかなり得がたい。1980年代後半に得られた標本である。 現物を見ながらできるだけ近い色を出すべく調整したが、ご覧になっているモニ…
著名な花崗岩ペグマタイトのコルンブ石。母岩つきの端正な結晶であり、得難い品。 ※大きさは写真中のスケールを参照してください。 - ミネラルマーケット2014は6月7日(土)10:30-17:00、飯田橋レインボービル1階にて開催です。詳しくはサイト「ミネラルマー…
苗木・上松花崗岩を貫く石英脈中の蛍石で、未発達の水晶に囲まれた大きめの結晶。 自形の面は認められず、すべて破断面となっている。 濃紫色と緑色が塁帯し、濃紫色の部分は紫外線で蛍光しない。 長野県・岐阜県をまたぐこのエリアでは、他にも岩倉、畑尻、…
マンガン等の砒酸塩鉱物であり、稀産鉱物である。 いわゆる「御斎所の砒酸塩」の代表的な鉱物といえよう。 柘榴石構造を持ち、結晶も柘榴石のような形態をとる。「かにみそ」とも形容されるねっとりとした質感の黄橙色の集合で見られることが多いが、この標…